[人気ツアー]グランプリ受賞はこちら

以前の記事で、旅行業者の取扱金額ランキングを紹介した。今回の記事では、国土交通省等が後援するツアーグランプリに注目し、2018年に受賞した人気のツアーを紹介する。

まずツアーグランプリとは何か。ツアーグランプリとは、HPによれば次のような表彰イベントである。
『旅行業における企画力およびマーケティング力の向上、「観光立国」の施策に寄与することを目的に、海外旅行・国内旅行で最も優れた企画旅行(募集型・受注型)に対して表彰を行う。併せて訪日旅行で実施された企画旅行の中から優れた企画を表彰する。』

ツアーグランプリは海外旅行部門と国内・訪日旅行部門に分かれている。弊社が専門とする分野は後者であるため、後者のツアーを紹介することにする。

受賞ツアー1つ目はグランプリを受賞した次のツアーである。
企画名:~通常は運行していない貨物線を走行~ お座敷列車「宴」で行く【貨物線の旅】
企画会社:クラブツーリズム株式会社

ポイントは列車が貨物路線を走ることだ。走行経路は、池袋から、松戸や逗子等を経由して品川までである。車両は貨物車両ではなく、ガラス張りで窓の大きなお座敷列車である。一般路線では見ることのできない都会の風景をゆったりと楽しめる。鉄道ファンにはたまらないのではないだろうか。

2つ目は次の観光庁長官賞である。
企画名:日本旅百景スペシャルナイト 「蝶々夫人の夜会」「ウィーンの調べ in 厳島神社」
企画会社:株式会社ワールド航空サービス

テーマは日本とヨーロッパの文化の融合である。「蝶々夫人の夜会」では長崎県のグラバー園でオペラ『蝶々夫人』のアリアコンサートを鑑賞する。そして「ウィーンの調べ in 厳島神社」では広島県の厳島神社を貸し切ってウィーンフィルメンバーによる演奏を聴く。日本の観光地でヨーロッパ文化を堪能しようというわけだ。壮大な景色に壮大なコンサートがマッチする瞬間ではないだろうか。

最後の3つ目は審査員特別賞を受賞した次のツアーである。
企画名:JOYFUL TRAINS
企画会社:株式会社びゅうトラベルサービス

テーマは、観光列車で地方を巡ることである。このツアーでは、JR東日本の観光列車12種が使われており、旅行客は移動先だけでなく移動中も楽しむことが出来る。地方活性化も同時に実現することができるというツアーに仕上がっている。

以上、3つの受賞ツアーを見たが、日本の良さを一層知ることができる良いツアーではないだろうか。訪日外国人だけでなく、日本人にもオススメである。ツアーグランプリは2019年にも開催される。結果が出次第、弊社ウェブサイトであらためて紹介したい。

  • コメント: 0

関連記事

  1. 2018年の宿泊業での給与は伸びたのか

  2. [2023年12月]訪日外国人数273万人、年間2,500万人超え

  3. [2022年6月]訪日外国人数、3ヶ月連続で10万人超

  4. [2021年3月]国内旅行の取扱額が増加

  5. [2020年12月]国内旅行の取扱額の回復が鈍化

  6. [令和4年1月]訪日外国人旅行の取扱額の増加が継続

  7. [2024年6月]訪日外国人数313万人、単月では過去最高

  8. [2024年7月]訪日外国人数329万人、単月では過去最高を更新

  9. [2024年2月]訪日外国人数278万人、2月として過去最高

  10. [2021年8月]訪日外国人数が約3倍

  11. [2024年5月]訪日外国人数304万人、3ヶ月連続で300万人超

  12. [2021年5月]訪日外国人数が大幅増加

  13. [2020年10月]訪日外国人数が27,000人超え

  14. [2020年7月]訪日外国人数が4ヶ月連続で99.9%減

  15. 中国人観光客はなぜ日本に来るのか

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。