2019年のゴールデンウィークが旅行取扱額に与えた影響

観光庁から、2019年5月~6月の旅行取扱額が公表された。
5月分:https://www.mlit.go.jp/common/001298899.pdf
6月分:https://www.mlit.go.jp/common/001302937.pdf

2019年のゴールデンウィークは、皇太子殿下の即位に伴い、史上最長の10連休(4月27日~5月6日)となった。おめでたいだけでなく、カレンダー通りに労働する労働者にとって異例の長さの休暇となった。

10連休ともなれば、旅行を考える方も多かっただろう。10連休もあれば、欧米などの遠方に旅行をすることも可能だ。一方で、遠方に旅行をすれば消費額も激しいため、翌月の旅行取扱額は落ち込むだろう。この記事では、2019年5月の旅行取扱額と6月の旅行取扱額がどうなったのかを見ていく。

1.2019年5月の旅行取扱額

上記URLより

上記の表によれば、海外旅行、外国人旅行、国内旅行の全てで取扱額が前年同月比で増加した。外国人旅行は以前に引き続き、非常に伸びている。海外旅行については、欧米方面が伸びたようだが、海外旅行全体としては101.5%の増加にとどまった。国内旅行については特に、北海道、九州、沖縄方面が伸びたため、国内旅行全体として102.9%伸びた。旅行業界にとってはかき入れ時となっただろう。

2.2019年6月の旅行取扱額

上記URLより

2019年5月とは対照的に、海外旅行と国内旅行は前年同月比で減少した。ゴールデンウィークの反動が一番の要因と思われるが、台湾のエバー航空のストライキも影響した。一方で、引き続き外国人旅行の取扱額は高い伸びを示している。取扱額でいえば、海外旅行や国内旅行にはまだ及ばないが、追いつくのは時間の問題だろう。

以上、観光庁の統計を見てきた。わかったことは、ゴールデンウィークの反動が大きかったことと、外国人旅行の取扱額が着実に伸びていることだ。この流れに合わせて旅館・ホテルは、どのような人材をどれだけ確保するかを一層熟慮しなければならないだろう。当社では、上記のような統計情報を引き続き紹介していくので、参考にして頂ければ幸いである。

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