日本政府観光局は、2020年4月の訪日外国人数を発表した。次の画像に示すとおり、総数は2900人だ。その数は前年同月比で99.9%減少した。
2020年4月分からは新たにJNTOの重点市場に追加されたメキシコと中東地域(イスラエル、トルコ、GCC6か国[サウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、バーレーン、オマーン、カタール、クウェート])が推計値の公表に加わった。
2900人という数は、統計を取り始めた1964年以来最小だ。背景には、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴って、世界的に旅行需要が減少していることや入国拒否を行う国が増えていることがある。
新型コロナウイルスの感染は一部の地域では収束しているものの、拡大している地域もある。このため、海外旅行は当面自粛してもらう必要があるだろう。今年は東京オリンピックの延期が決まったことも相まって、航空業界や旅行業界等にとって我慢の年となるだろう。
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