観光庁は10月16日に、主要旅行業者の旅行取扱状況速報(令和2年8月分)を発表した(リンクはこちら)。新型コロナウイルスの感染拡大による旅行の延期及び中止により、総取扱額は前年同月と比べて大幅に減少した。結果は次の通り。
結果を詳細に説明すると、海外旅行の取扱額は前年同月と比べて98.3%減少した。外国人旅行のそれは96.0%減少した。なお国内旅行については、Go To トラベルキャンペーンの効果があり、76.3%減少で済んだ。前月の78.4%減少という結果に比べると、わずかながら回復した。
Go To トラベルに東京発着の旅行が追加されたため、当初予定した形となった。また、15%分の地域共通クーポンの配布も始まり、Go To キャンペーンによる支援は拡大している。現時点ではGo To キャンペーンは来年の1月31日まで実施される予定だが、延長される可能性も高い。
国内旅行の取扱額は徐々に回復しているが、その足取りは遅い。とはいえ、冬場にかけて新型コロナウイルスが再流行するとの味方がある。Go To トラベルは、状況を見極めながら慎重に進められる必要があるだろう。
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