[2020年11月]宿泊者数・客室稼働率が共に回復傾向

観光庁は2020年12月25日に、宿泊旅行統計調査(2020年11月の第1次速報)を公表した(リンクはこちら)。延べ宿泊者数(前年同月比)のグラフは次の通り。

具体的には、結果は次の通りであった。
・延べ宿泊者数(全体):3,466万人泊(前年同月比-30.2%)
・日本人の延べ宿泊者数:3,421万人泊(前年同月比-15.7%)
・外国人の延べ宿泊者数:44万人泊(前年同月比-95.1%)

このように日本人の延べ宿泊者数は、前年同月に比べて減少したものの、緊急事態宣言が解除された6月以降は順調に回復している。

外国人の延べ宿泊者数は、非常にわずかに回復傾向にあるものの、前年同月比で-95.1%と大幅に減少した。

同じ調査にて、2020年11月の客室稼働率も公表された。グラフは次の通り。

上記画像の通り、客室稼働率は全体で46.1%であった。前月よりも減少幅は縮小した。多少は回復の兆しが見られる。

以上のように宿泊者数と客室稼働率は、回復傾向にある。Go To トラベルキャンペーンの効果が現れているといってよいだろう。しかし新型コロナウイルスの感染者数は増加傾向にある。宿泊者数の増加と感染拡大の抑止との両立が要求されている。

  • コメント: 0

関連記事

  1. [2020年6月]旅行取扱額が92.9%減少

  2. [2023年12月]訪日外国人数273万人、年間2,500万人超え

  3. [2020年10月]国内旅行の取扱額が大幅に回復

  4. [2021年7月]訪日外国人数が大幅増加

  5. [2024年9月]訪日外国人数287万人、年間の予測合計はコロナ禍前を超える勢い

  6. [2023年11月]訪日外国人数244万人、累計2,000万人超え

  7. [訪日外国人]平成最後の統計を図で振り返る

  8. [2022年11月]訪日外国人数、100万人弱まで急回復

  9. [2023年8月]訪日外国人数215万人、2019年比の8割超え

  10. [2022年4月]訪日外国人数、約2年ぶりに10万人超

  11. [2021年1月]訪日外国人数が46,500人/前年同月比98.3%減

  12. [観光庁]延べ宿泊者数76.8%減少。客室稼働率16.6%

  13. [観光庁]外国人旅行者が訪日旅行中に困ったことランキング

  14. コロナウイルスの影響で訪日外国人数が58%減

  15. [2020年5月]旅行取扱額が97.6%減少

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。