観光庁は2月12日に、主要旅行業者の旅行取扱状況速報 (2020年12月分)を発表した(リンクはこちら)。それによると、総取扱額は海外旅行、外国人旅行、国内旅行各部門で前年同月と比べ大幅に減少した。詳細は次の通り。
上記の通り、国内旅行の取扱額は、海外旅行や外国人旅行(インバウンド旅行)よりも回復している。しかし先月の国内旅行の取扱額が前年同月比で74.2%であったのに対し、今月は62.0%にとどまった。この理由としては、Go To トラベル事業が一時停止されたことが大きいだろう。
Go To トラベルが新型コロナウイルスの感染拡大の一因になっているとの意見がある。しかし一部の地方知事からは、地方経済の疲弊を避けるべく、感染状況が好転している地域のみ先にGo To トラベルを再開する案が出されている。政府はGo To トラベルの再開時期や対象地域を慎重に判断する方針だ。
過去には、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、Go To トラベルが中止に追い込まれた経緯がある。このとき多くの旅行業者でのキャンセル対応が生じたことは記憶に新しいだろう。このようなことが無いよう、一層慎重な判断が必要であろう。
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