日本政府観光局(JNTO)は、2024年12月と2024年通年の両方の訪日外客数(訪日外国人数)の推計値を発表した(リリース内容はここをクリック)。
2024年12月について
発表によると、2024年12月の訪日外国人数は348万9,800人で、前年同月比27.6%増だった。約1.3倍になった。単月では過去最多となった。これまでの過去最多だった2019年を抜いて過去最多を更新した。コロナ禍からの回復が示された。
増加の要因としては、スクールホリデー、クリスマス、年末年始休暇と見られる。
2024年12月の訪日外国人数の国籍別ランキングのトップ3は先月と同じだった。
2024年通年について
発表によると、2024年通年の訪日外国人数は3,686万9,900人で、前年同月比47.1%増だった。約1.5倍になった。これまでの過去最多だった2019年の3,100万人を抜いて過去最多を更新した。
増加要因の1つは、東アジアのみならず東南アジア、欧米豪、及び中東からの訪日外国人数が増えたことと見られる。
2024年通年の訪日外国人数の国籍別ランキングのトップ3は次の通り。
1位 韓国 881万7,800人
2位 中国 698万1,200人
3位 台湾 604万4,400人
トップ3の顔ぶれは先月と同じだった。
※JNTOによる訪日外国人数とは、日本を訪れた外国人旅行者の数を指す。具体的には下記の算出式から算出される。駐在員やその家族、留学生等の入国者・再入国者は訪日外客数に含まれる。乗員上陸数(航空機・船舶の乗務員)は訪日外国人数に含まれない。
訪日外国人数=(国籍に基づく法務省集計による外国人正規入国者)-(日本を主たる居住国とする永住者等の外国人)+(外国人一時上陸客等)
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