愛媛県内にある松山商工会議所が、無料の中国語講座を開講した。要項は次の通り。
開講日:2019年6月20日、27日、7月4日、11日、18日、25日(毎週木曜日)
時 間:各回13:30~15:30
講座の内容としては、中国の文化・生活習慣の特徴を学ぶと共に、会話練習を通じて簡単な挨拶や接客時に使える言葉などを学ぶ。最終日には、学んだ中国語を使って留学生と交流する。つまり、単純に中国語を勉強するだけではなく、中国の文化・生活習慣の特徴までも学べるということだ。このような講座が開講されることの背景には、訪日外国人の国籍として中国がトップであることが挙げられる(詳細はこのURLを参照)。
当然であるが、日本人と中国人は価値観が違う。筆者が感じたこととしては、例えば、中国人は日本人ほど時間に厳しくない。そのため日本人から見れば、中国人は時間にルーズに思えるかも知れない。別の観点で、中国人は、会ったばかりの知らない人に礼儀を尽くすことはしない。そのため、日本人から見れば、中国人は失礼な存在に思えるかもしれない。しかし、それらは価値観の違いに起因するのであって、中国人は悪くない。
以上のような中国人の価値観を知らないと、日本人にとって、中国人観光客は失礼な客に映るだろう。そうなれば、旅行業・観光業に従事する者は、「おもてなし」を提供しようという気にもならないだろう。反対側で、観光の満足度も落ちるだろう。
しかし、上記の講座を通じて中国人のことを理解できれば、そのような問題も生じないかもしれない。お互いに気持ちの良い時間が過ごせるだろう。そうなれば、日本はもっと良い国として認知されるだろう。
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