長野県 (信州) にある松本大学が、地域社会を発展させることができる人材の教育を行っている。それが、総合経営学部の観光ホスピタリティ学科である。
長野県といえば、澄みわたる空気、豊かな土壌に恵まれた地域である。秋には紅葉を楽しめる。
グルメとしては、うなぎ、りんご、そば、おやき等が有名である。そして、山岳地帯での登山やスキーも可能である。
長野県は温泉でも有名であり、77の市町村にはほぼ温泉を利用した公衆浴場がある。長野県は温泉大国なのである。上諏訪温泉、白骨温泉、野沢温泉等が有名である。
このような長野県の観光を支えるには、人材の育成が不可欠である。そこで観光ホスピタリティ学科は、「地域の方との関わり方やコミュニケーション力などを養い、専門的な知識と実践的な経験を活かして、地域で活躍できる人材を育成」する。
学科のカリキュラムは次の通り。
1.観光マネジメント
信州の恵まれた環境を活かし、観光ビジネスや国際観光、エコツーリズムなどの理論と実践を通して、持続可能な観光まちづくりを学ぶ。さらに、もてなす理論や技術を学び、ホスピタリティ・マインドを養う。特に観光の専門家として、総合・国内旅行業務取扱管理者の資格取得を目指す。
2.地域文化マーケティング
地域の課題を見つけ出し、その解決に必要な知識や能力を身に付けた、地域づくりやまちづくりの専門家を養成する。地域の自然や産物、文化を活かした商品開発など、地域での具体的な実践を通して学ぶことが基本である。また、地域行政や住民自治など地域運営の仕組みについても学ぶ。学芸員・防災士の資格取得も目指す。
3.福祉まちづくり
福祉の専門職である社会福祉士の資格取得を目指す。障がい者の仕事づくりや福祉ビジネス、地域福祉など、次世代の新しい福祉について、理論と実践両面から学ぶ。また、あらゆる人たちが幸せに生きていくための「ユニバーサル・デザイン」や地域のバリアフリーについても学ぶ。
上記の1と2にも記載されているように、観光ホスピタリティ学科は資格取得も支援している。上記の資格以外にも、サービス接遇検定、日本語ワープロ検定、TOEFL等の資格取得も支援している。
松本大学では、まさに、即戦力を育てるカリキュラムが行われている。訪日外国人が増加していると言っても、その観光客を受け入れる体制がなければ観光業は廃れていくだけである。松本大学のような取り組みを行っている大学は増えており、数百存在する。観光立国のために、そのような大学がもっと増えることを祈る。
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