公益財団法人 日本生産性本部の余暇創研が、『レジャー白書 2019』を発行する。これは、調査等をもとに、わが国における余暇の実態を分析したものである。調査内容は次の通り。
■調査方法:インターネット調査
■調査対象:全国15歳~79歳の男女
■有効回収数:3,226(人)
■調査時期:2019年1~2 月
2018年の余暇の過ごし方ランキングのトップ5とそれぞれの参加人口は次のようになった。
1位:国内観光旅行(避暑、避寒、温泉など) 5,430万人
2位:外食(日常的なものは除く) 4,180万人
3位:読書(仕事、勉強などを除く娯楽としての) 4,170万人
4位:ドライブ 4,160万人
5位:映画(テレビは除く) 3,610万人
上記のように首位は国内観光旅行であった。2011年以来、8年連続の首位である。しかも、2017年よりも参加人口が200万人弱増えた。
余暇市場全体の規模は71兆9,140億円(前年比0.1%増)であった。特に観光・行楽部門(前年比4.1%増)では、インバウンド効果でホテルが大きく伸びたが、旅館は停滞した。旅行業では海外旅行が大きく伸びた。遊園地・レジャーランド、会員制リゾートクラブとしては大手が好調であった。
20代男性に限っては、映画(テレビは除く)が1位であったものの、国内観光旅行は2位にであった。
以上のように、国内観光旅行は、余暇を楽しむための活動のようである。うれしい結果である。余暇でリフレッシュすれば、その後の生活や仕事でのモチベーションも向上するだろう。オンとオフを切り替えて、楽しく人生を過ごしてもらいたい。