冬の観光スポットの1つは温泉である。2019年12月14日、観光経済新聞にて、第33回「にっぽんの温泉100選」のランキングが発表された(発表資料はこちら)。この記事では、ランキングトップ3を紹介する。
●1位 草津(群馬県)
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草津温泉が17年連続でトップとなった。温泉街の中心にある湯畑(ゆばたけ)は観光スポットともなっている。お湯が滝のように湧き出る光景は、見る人をひきつける。その周囲はロータリー状に整備され、宿泊施設や飲食店が集まっている。温泉の泉質の良さも有名である。また、伝統的な湯もみを体験することができる。このように、観光ポイントが充実していることが人気の理由であろう。
●2位 別府八湯(大分県)
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別府八湯とは、別府市内にある8つの代表的温泉地の総称である。別府には日本の源泉の1割にあたる約2300の源泉が集まっている。このため、至るところで湯けむりが立ち上る。この温泉地では、2000年代に一時的に観光客数が低迷していた。しかし、地獄めぐりやスタンプラリーといった各種イベントを充実させ、また、地獄蒸し料理といった目玉も宣伝した。このため別府八湯は2位に浮上した。
●3位 指宿(鹿児島県)
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指宿温泉は、砂むし温泉体験や、豚、海鮮、鰻などのご当地料理が楽しめる点で評価が高い。また周囲には知林ヶ島というパワースポットもあり、幅広い観光が楽しめる。
上記の温泉地が人気を集めている理由は、体験型観光ができることや、周囲の他の観光スポットが充実していることであろう。また、政府や自治体の支援を受けて宣伝を活発に行っていることも別の理由であろう。
上記の温泉地の集客方法は、他の温泉地にとって参考になるだろう。日本の温泉が国内外で一層人気を集めることを期待する。
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