日本政府観光局は2020年4月15日、2020年3月の訪日外国人数を発表した(リンク先はこちら)。結果としては、訪日外国人数は前年同月比で93.0%減少の19万4千人となり、6か月連続で前年同月を下回った。
減少の最大の要因は新型コロナウイルスである。これにより、多くの国において海外渡航制限や外出禁止等の措置が取られた。日本においても検疫強化や査証の無効化等の措置が取られた。
結果を国別で見ると次の通り。
上記画像の通り、すべての外国につき、訪日外国人数が減った。特に、韓国、中国、台湾及びタイからの訪日外国人数は、前年同月比で95%以上減少した。
新型コロナウイルスの影響により、訪日旅行には暗雲が立ち込めている。各国が尽力して事態の収束にあたっているが、未だ収束の気配は見えない。今年2020年に予定されていた東京オリンピック・パラリンピックの延期は決定された。
新型コロナウイルスによる健康被害も問題だが、経済も大打撃を受けている。内閣府は景気動向の調査(景気ウォッチャー調査)の結果を発表した。それによれば現状判断DIと先行き判断DIは共に、値が取得できる2001年1月分以降においては、リーマンショック後の2008年12月につけた過去最低値を下回った。
今年は当面の間、政府等からの指示に従いながら、新型コロナウイルスの収束に努める必要がありそうだ。
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