日本政府観光局(JNTO)は1月20日に、2020年12月の訪日外国人数を発表した(リンクはこちら)。
それによると、その月の訪日外国人数は58,700人で、11月の56,700人から2,000人増加した。詳細な数値は次の通り。
増加に貢献したのはフィリピン、ベトナム、そしてインドからの訪日外国人だ。ビジネス関連での往来や、留学・家族などの入国が緩和されたことが背景にあるようだ。
2020年12月の訪日外国人数が発表されたことに伴い、2020年の通年での数字も公表された。通年での訪日外国人数は411万人で、前年比で87.1%減少した。訪日外国人数4,000万人という政府目標は、当然ながら達成されなかった。
以上のように、訪日外国人数は増加傾向にある。しかし現在は、変異ウイルスの拡大を受け、外国人の新規入国は全面的に停止されている。このため、今後の訪日外国人数の大幅な増加はすぐには見込めないだろう。
訪日外国人数を増加させることは景気回復にとって必要かもしれない。しかし同時に、国民の健康を確保することも必要であろう。
この記事へのコメントはありません。