日本政府観光局(JNTO)は2021年3月に、2021年2月の訪日外国人数を発表した(リンクはこちら)。
上記の表によると、2021年2月の訪日外国人数は7,400人で、前年同月比で99.3%減少した。訪日外国人数は新型コロナウイルスの影響で2020年5月に1,663人という最低値を記録して以降、徐々に回復し、2020年12月に58,673人となっていた。
しかし2020年12月下旬以降、すべての国や地域からの新規入国が一時停止され、また、検疫が強化された。そして2021年1月14日以降には、ビジネストラックとレジデンストラックの運用が停止された。この結果、2021年1月の訪日外国人数は46,500⼈に減少した。今月はそれが加速してしまった。
日本政府は緊急事態宣言解除後を念頭に、「特段の事情」による入国許可を段階的に認める。まずは1日平均2,000人程度まで入国者総数を制限する。
以上のようにインバウンド業界は、再び苦境に陥っている。回復基調にあっただけに、現場の落胆は大きいだろう。
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