日本政府観光局(JNTO)は、2021年12月と2021年通年の訪日外客数(訪日外国人数)を発表した。
▼リリース内容はこちら
https://www.jnto.go.jp/jpn/statistics/since2003_visitor_arrivals.pdf
2021年12月の訪日外国人数は12,100人で、前年同月比79.4%減だった。この結果、2021年の通年の訪日外国人数は24万5,900人で、前年同月比94.0%減だった。
2021年の訪日外国人数は、1964年に統計が開始されて以来最小となった。2020年に続き、新型コロナウイルスの影響で入国制限が行われたことが主な要因だった。
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■2021年の訪日外国人数の国籍別ランキングトップ5
ランキングは次の通り。
1位 中国(42,300人)
2位 ベトナム(26,500人)
3位 米国(20,000人)
4位 韓国(19,000人)
5位 インド(8,800人)
上記の通り、トップは中国であった。中国は、人口規模もさることながら、経済成長していることや日本へのアクセスが良いことが要因であろう。
2位はベトナムであった。技能実習生制度等を利用したビジネス目的での来日が要因と見られる。
■2022年に向けて
2022年に入っても、オミクロン株の感染が広がっている。このため、入国制限の大幅な緩和は行われない見込みだ。
しかし世界では、入国制限の緩和が行われている国もある。
新型コロナウイルスの感染は拡大しているものの、長期化による経済への影響も出ている。感染拡大を防止しつつ、どのように入国制限を緩和するかが注目される。
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