山形県沖地震の被災地へ、観光復興支援

全国旅行業協会(ANTA)が、山形県沖地震被災地への観光復興支援を実施する。

山形県沖地震とは、2019年6月18日に発生したM6.7(最大震度6強)の地震だ。内閣府の発表によれば、被害が特に大きかったのは山形県と新潟県だ。7月31日時点で、山形県内の家屋は、半壊が11棟で一部破損が656棟だ。同日時点で新潟県内の家屋は、半壊が25棟で一部破損が588棟だ。

この2つの県は、秋に向けて観光シーズンを迎える。しかし、地震の影響で、風評被害や宿泊キャンセルが相次いでいるという。

そこでANTAは次のような観光復興を支援する(詳細はこちら)。

〇新潟県及び山形県への送客支援キャンペーンの実施
2019年8月から11月にかけて、会員に新潟県、山形県への送客を呼びかける。

〇新潟、山形観光復興応援ポスターの制作・配布
新潟県及び山形県の観光地を素材とするポスターを制作し、ANTA支部、観光庁、都道府県、観光関係団体に配布し、掲示を要請する。

〇ツーリズムEXPOジャパン2019大阪・関西での被災地の観光PR
10月24日~27日に大阪で開催されるツーリズムEXPOジャパン2019のANTAブースで新潟県及び山形県の観光PRを実施する。

上記のように、風評被害は現地の観光に悪影響を及ぼしている。東日本大震災の後、日本人の中で地震に対する恐怖感や警戒心は強まっているだろう。そのような心理状況を払拭するには、現地の多くの旅館やホテルが元気に営業していることや、訪れた観光客が安心して過ごせたことを広めることが一番だと考える。そのようなことも念頭に置いて活動すれば、ANTAによる復興支援も一層うまくいくだろう。

  • コメント: 0

関連記事

  1. 留学と旅行を融合させた教育旅行プログラム

  2. [観光庁]中核人材育成講座を大学で開講

  3. [日本政策金融公庫]宿泊業向けインバウンド対応ツールを無償で提供

  4. 熊本と仙台を結ぶ「震災復興チャーターツアー」

  5. [Go Toキャンペーン(仮)]観光業に対する政府支援

  6. 20歳・200名に初の海外体験を無料で提供

  7. [2020年6月]旅行需要が持ち直し傾向

  8. [Go Toトラベルキャンペーン]東京を除外

  9. ツーリズムEXPOジャパン2019が大阪で開催

  10. [雪不足]やまがた割で対策

  11. 観光関連産業団体らが「水際対策緩和に関する要望書」を国土交通大臣に提出

  12. 「Go To トラベル」に東京が追加

  13. [日本旅行業協会]国内旅行に関する情報をオンラインセミナーで配信

  14. 1万円分の国内宿泊引換証等があたるキャンペーン実施中

  15. JR東日本グループがベンチャー企業と連携

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。