多言語チャットボットで宿泊プランを販売

訪日外国人の数が増加している。一方で、外国人からの問い合わせに迅速且つ的確に対応できる人材を確保することは簡単ではないだろう。

そんな困り事を解決してくれるツールの1つが「talkappi BOOKING」(提供:株式会社アクティバリューズ)だ。これは、AIによる多言語での問い合わせへの自動応答機能や、宿泊プランの検索や販売機能などを備えたチャットボットだ。将来的には、代金の事前決済も可能になるということだ。

このツールは初期料金・固定料金・従量料金をもらわず、宿泊施設に無償で提供される。このため、宿泊施設には負担がかからない。

そして、提供を受けた宿泊施設が、このツールを介して宿泊プランをユーザに販売するというわけだ。既に、大阪東急REIホテル、ホテル安比グランド、安比高原温泉ホテル、安比ヒルズ白樺の森では、このツールを利用している。

このツールのチャットボットは、Webブラウザー、LINE、Facebook messenger、WeChatなどのメッセージアプリ内で機能する。そのため、旅行者は普段自分が使うアプリ内で、チャットボットと会話できるのだ。

このツールは、日本語・英語・中国語(簡体・繁体)・韓国語に標準対応している。このため、日本人はもちろん訪日外国人旅行者の9割以上をカバーできる。

以上のように、人材不足を解消するツールが登場している。このように社会問題を解決できれば、ホテルや旅館の経営も多少は楽になり、一方で、訪日外国人の満足度も向上するだろう。IT技術の発展を引き続き見守っていきたい。

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