ムスリムとはイスラム教徒のことである。イスラム教徒に馴染みのない日本人は多いだろう。そのため、宿泊業に従事する人の中には、どのようにおもてなしをすればよいか、分からない方も多いだろう。
イスラム教徒の人口は世界人口の4分の1ほどを占めると言われている。世界最大のイスラム国家はインドネシアであり、2018年は40万人弱が日本を訪れた(統計参照)。その伸率は対前年比で12.6%であり、非常に大きい。
しかしイスラム教徒の中には、日本で温泉を楽しみたいのに宿泊環境がないから諦めている人もいるという。このような状況では、宿泊施設は折角の集客チャンスを逃してしまう。
そこで、宿泊施設でムスリムへのおもてなしをどのように行うかの指導や支援等を行うサービスが登場した(リンク参照)。主に次のような項目でサービスを行うという。
1.おもてなし方針の策定:「食」、「礼拝」、「接客」の視点から細かく決定
2.食材の提供:「弁当」、「惣菜」、「食材」などのハラール食材を提供
3.資材の提供:礼拝マット、キブラコンパスなどの礼拝用の資材を提供
4.従業員研修の実施:イスラム教やその文化、接客のノウハウ等を紹介
5.マーケティング支援:WEBサイトに掲載する文章の代筆等
ムスリムには、1日5回の礼拝や、豚由来の食材やアルコールを使った料理の禁止など、独特の文化がある。しかし、上記のようにムスリムの人口は多い。このため、ムスリム対応ができる宿泊施設は、集客チャンスを格段に広げることができるだろう。本サービスのような専門サービスを利用して集客を行うことも、一考に値するだろう。
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