日本政府観光局(JNTO)は、2021年3月の訪日外国人数を発表した(リンクはこちら)。結果の一部は次の通り。
上記の通り訪日外国人数は12,300人で、前年同月比で93.6%減少した。訪日外国人数は新型コロナウイルスの影響で2020年5月に1,663人という最低値を記録して以降、徐々に回復傾向にあった。
しかし、2020年12月下旬以降すべての国・地域からの新規入国が一時停止され、また、検疫が強化された。2021年1月14日以降にはビジネストラックとレジデンストラックの運用が停止された。このため2月以降の訪日外国人数は影響を受けている。
今月の訪日外国人数は先月よりも約5,000人増加した。しかし国内のワクチンの接種が思ったほど進んでいない現状では、訪日外国人数が劇的に回復する見込みは薄いだろう。
今月に入り、東京など4都府県に3回目の緊急事態宣言が発出された。発出期間はゴールデンウィークにかぶっているため、旅行業界にとっては再びの打撃だ。事態の早期収束が望まれる。
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